樹皮は、灰色がかった中に少し黒っぽい色が混ざっています。この樹皮に有効成分のロドデンドロールが含まれており、煎じて飲んだときの苦味は、このロドデンドロールによるものです。
「めぐすりの木」という名前の由来は、樹皮や葉の煎じ汁で目を洗うと眼病に効くことからつけられました。樹皮を煎じて服用すると、目のかすみが解消され千里の先までよく見えるということから、別名「千里眼の木」などと呼ばれています。
「めぐすりの木」茶の作り方
1.やかんの水500mlに乾燥させた樹皮を入れ、沸騰させます。
2.沸騰したらとろ火で5〜6分煮出します。
カップにお茶をそそぐと、なんともいえない木の香りがただよいます。飲んでみるとほんのり甘く、クセのないスッキリとした飲みやすいお茶です。
1日何回かに分け飲みます。温かいうちに飲む方が効果的です。 効果を求めるのであれば濃く、飲み易くしたいのであれば薄く煮出すのがよいでしょう。また、煎じたメグスリの抽出液で洗眼するとただれ目や疲れ目、結膜炎などの外用としても用いることができます。
「めぐすりの木」の効果として、目の病気の改善、肝障害の改善、腎臓機能の改善、動脈硬化の予防、ガンを防ぐビタミンCの働きを高めるなどがあるとされています。